« 北朝鮮と暗殺 | Main | 古事記に石上朝臣麻呂は関わったか »

2004.12.27

神々の生成 その2

既生國竟。更生神。故生神名。大事忍男神。次生石土毘古神。【訓石云伊波亦毘古二字以音下效此也】次生石巣比賣神。次生大戸日別神。次生天之吹(上)男神。次生大屋毘古神。次生風木津別之忍男神【訓風云加邪訓木以音】次生海神。名大綿津見神。次生水戸神。名速秋津日子神。次妹速秋津比賣神【自大事忍男神至秋津比賣神并十神】

以下翻訳
既に国を生み竟(オ)えて、更に神を生んだ。 その生まれた神の名は、大事忍男神(オオコトオシヲノカミ)です。次に生れたのは、石土毘古神(イワツチヒコノカミ)。次に生れたのは、石巣比賣神(イワスヒメノカミ)。
次に生れたのは、大戸日別神(オオトヒワケノカミ)。次に生れたのは、天之吹(上)男神(テンノフキオトコノカミ)。
次に生れたのは、大屋毘古神(オオヤビコノカミ)。次に生れたのは、風木津別之忍男神(カゼキツワケノオシヲノカミ)。次に生れたのは、海の神。名は大綿津見神(オオワタツミノカミ)。次に生れたのは、水戸神(ミズトノカミ)。名は速秋津日子神(ハヤアキツヒコノカミ)。次は妹速秋津比賣神(いもハヤアキツヒメノカミ) 。
【大事忍男神より秋津比賣神まで并せて十神】

此速秋津日子速秋津比賣二神。因河海持別而生神名沫那藝神【那藝二字以音。下效此】次沫那美神【那美二字以音。下效此】次頬那藝神。次頬那美神。次天之水分神【訓分云久麻理
下效此】次國之水分神。次天之久比奢母智神【自久以下五字以音下效此】次國之久比奢母智神【自沫那藝神至國之久比奢母智神并八神】次生風神名志那都比古神【此神名以音】次生木神名
久久能智神【此神名以音】次生山神名大山(上)津見神。次生野神名鹿屋野比賣神。亦名謂野椎神【自志那都比古神至野椎并四神】
以下翻訳
此の速秋津日子と速秋津比賣の二神は、河海因り、持別(カ)けて、生んだ神の名は、沫那藝(ナギ)神。次は次沫那美(ナミ)神。次が次頬(ホホ)那藝神。次が頬那美神。次は天之水分(ミズクマリ)神。次は國(クニ)之水分神。次は天之久比奢母智(クヒザモチ)神。次は國之久比奢母智神。次に生れる風の神名は志那都比古(シナツヒコ)神。次に生れる木の神の名は、久久能智(ククチ)神。次に生れる山の神の名は、大山(上)津見神。次に生れる野の神の名は、鹿屋野(カヤノ)比賣神。亦の名は、野椎(ノヅチ)神と謂う【志那都比古神より野椎まで、并せて四神】  
〔持別(カ)けて、〕の意味が解りません。

此大山津見神野椎神二神。因山野持別而生神名天之狹土神【訓土云豆知下效此】次國之狹士神。次天之狹霧神。次國之狹霧神。次天之闇戸神。次國之闇戸神。次大戸惑子神【訓惑云刀比下效此】次大戸惑女神【自天之狹土神至大戸惑女神并八也】
以下翻訳
此の大山津見神と野椎神の二神は、山野因り、持別(カ)けて、生んだ神の名は、天之狹土(サヅチ)神
次は、國之狹土神。次は、天之狹霧神。次は、國之狹霧神。次は、天之闇戸(クラド)神。次は、國之闇戸神。次は、大戸惑子(オオトヒコ)神。次は、大戸惑女(オオトトヒヒメ)神 
【天之狹土神より大戸惑女神まで、并せて八神】

次生神名鳥之石楠船神。亦名謂天鳥船。次生大宜都比賣神
【此神名以音】次生火之夜藝速男神【夜藝二字以音】亦名謂火之炫毘古神。亦名謂火之迦具土神【加具二字以音】因生此子。美蕃登【此三字以音】見炙而病臥在。多具理迩【此四字以音】生神名。金山毘古神【訓金云迦那下效此】次金山毘賣神。次於屎成神名。波迩夜須毘古神【此神名以音】次波迩夜須毘賣神【此神名亦音】次於尿成神名彌都波能賣神。次和久産巣日神。此神之子謂豐宇氣毘賣神。【自宇以下四字以音】故伊邪那美神者。因生火神。遂神避坐也【自天鳥船至豐宇氣毘賣神并八神。】
以下翻訳
次に、鳥之石楠船(イワクスブネ)神を生んだ。亦の名は、天鳥船と謂う。次に大宜都(オオゲツ)比賣神を生んだ。次に火之夜藝速男(ヒノヤギハヤオ)神を生んだ。亦の名は、火之炫(ヒノカガ)毘古神と謂う。亦の名を火之迦具土(ヒノカグツチ)神と謂う。此の子を生んで因り、。美蕃登(ミホト)見炙(ヤカヘ)而(テ)病み臥(フセ)り。多具理迩(タグリニ)(嘔吐)して生れた神の名は、金山(カナヤマ)毘古神。次は金山毘賣神。次に屎して成った神の名は、波迩夜須(ハニヤス)毘古神。次は波迩夜須毘賣神。次は、尿をして成った神の名は、彌都波能賣(ミツハノメ)神。次は和久産巣日(ワクムスヒ)神。此の神の子は、豐宇氣毘賣(トユウケビメ)神と謂う。よって、伊邪那美神は、火の神を生むことに因り、遂に神避りされました。
【天鳥船より豐豐宇氣毘賣神まで、并せて八神。】

 凡伊邪那岐伊邪那美二神。共所生。
 嶋壹拾肆嶋。又神參拾伍神【是伊邪那美神未神避以前所生。唯意能碁呂嶋者。非所生。亦姪子與淡嶋。不入子之例。】
以下翻訳
凡べて、伊邪那岐と伊邪那美の二神が、共に生んだ所は、島は一十四島、神は參拾伍神。
【是は伊邪那美神が未だ、神避する以前に生んだ所。 唯、意能碁呂嶋は、生んだ所に非ず。亦蛭子と淡嶋は子之例には入れず】

このページでは、作者は何を伝えたかったのでしょう。ここに挙げられた神は、例えば、水分神であり、野山の神であり、霧の神です。すべて、自然界にあるものに神が宿ると考えているのでしょう。
か思えば、鳥之石楠船神や豐宇氣毘賣のように。なんの神か判らないような神の名も見えます。
島は14島、神は35神の神に治めさせたのでしょう。又の名がない所には、元々、住んでいた者に、治めさせたのでしょう。
【是は伊邪那美神が未だ、神避する以前に生んだ所。 唯、意能碁呂嶋は、生んだ所に非ず。亦蛭子と淡嶋は子之例には入れず】は、前にもありました。 是非とも言いたかったのでしょう。

|

« 北朝鮮と暗殺 | Main | 古事記に石上朝臣麻呂は関わったか »

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18266/2389856

Listed below are links to weblogs that reference 神々の生成 その2:

« 北朝鮮と暗殺 | Main | 古事記に石上朝臣麻呂は関わったか »