« 資源国・日本 | Main | スマトラ沖地震とインド »

2005.01.06

山をセンと読む山

山という字をセンと読む代表は、鳥取の大山です。有名だけに、
このような山は、日本中どこにでもあると思われるでしょうが、70そこそこです。
下に、その一部を記します。

あさなべわしがせん 朝鍋鷲ヶ山 鳥取・岡山 あられがせん 霰ヶ山 岡山
いいもりせん 飯盛山 鳥取 いおうせん 医王山 鳥取
うまつきせん 馬着山 島根 うまみせん 馬見山 島根
おうぎがせん 扇山 岡山 おうぎのせん 扇ノ山 鳥取
おおがせん 大鹿山 島根 おぐりがせん 小栗ガ山 鳥取・岡山
かさつえせん 笠杖山 岡山 かつたがせん 勝田ヶ山 鳥取
かながやせん 金ヶ谷山 鳥取・岡山 かみだいせん 上大仙 鳥取
からすがせん 烏ケ山 鳥取・岡山 きのえがせん 甲ヶ山 鳥取
ぎぼしゅせん 擬宝珠山 鳥取 きょうらぎせん 京羅木山 島根
きんぷせん 金峯山 島根 くまがせん 熊ヶ山 島根
こうせん 高山 岡山 こうりょうせん 孝霊山 鳥取
こんごうせん 金剛山 新潟 ささがせん 笹ケ山 岡山
しもだいせん 下大山 鳥取 しょうのかみせん 庄ノ上山 岡山・兵庫
しらすせん 白髪山 岡山 すがのせん 須賀ノ山 兵庫・鳥取
すずりがせん 硯ケ山 岡山 せんじょうせん 船上山 鳥取
ぞうせん 象山 鳥取 だいがせん 大ケ山 岡山
だいしゃくせん 大釈山 岡山 だいせん 大山 島根・鳥取
だいみせん ダイミ山 岡山 たかおせん 高尾山 島根
たこうせん 田幸山 兵庫 たまらずせん 不溜山 岡山
だんとくせん 檀特山 新潟 ちくろせん 竹呂山 兵庫
つぐろせん 津黒山 鳥取・岡山 つるぎがせん 剣ケ山 鳥取・岡山
つるぎのせん 剣ノ山 徳島 つるぎのせん 剣ノ山 愛媛
てらおせん 寺尾山 島根 てんがせん 天が山 岡山
とうせん 東山 島根 どうどうせん 道々山 岡山
てんがせん 天が山 岡山 ななかせん 七霞山 和歌山
にんにくせん 忍辱山 奈良 のだがせん 野田ケ山 鳥取
はっとうじせん 八塔寺山 岡山 はっとせん 八十山 鳥取
はなちがせん 花知山 岡山 はんこうせん 半甲山 岡山
ひがしせん 東山 鳥取 ひのきがせん 檜ケ山 島根・岡山
ひょうのせん 氷ノ山 兵庫・鳥取 ぶどうざわせん 葡萄沢山 福島
ほしせん 星山 岡山 ぼだいせん 菩提山 奈良
ほのみせん 穂見山 鳥取 みせん 弥山 奈良
みせん 弥山 鳥取 みせん 弥山 島根
みせん 弥山 広島 みせん 弥山 山口
みねじみせん 峯寺弥山 島根 みみすえせん 耳スエ山 岡山
やはずがせん 矢筈ケ山 鳥取 よこおせん 横尾山 島根
わかすぎせん 若杉山 鳥取

「山」は「やま」「サン」「ザン」「セン」と読みます。「サン」は漢音。「セン」は呉音です。どう違うのか判りませんが、少なくとも、山という字を「セン」と読んでいる人達か、山を「セン」と読みたい人達が、そのように名づけたと思われます。

可能性の強いのは、「弥山」が五ヶ所あります。これは、仏教の方の「須弥山」から来ていると思われます。仏教における聖地です。聖地から、「須」を外して、聖地として大切にしていたのかも知れません。
「山」の前にある文字の殆どが、訓よみで、所謂、なぜ重箱読みになっているのかが判りません。前の名前が、すべて仏教と関係があれば、仏教を信じている集団といえます。

次のページに分布図を載せました。(この部分は、別のホームページに記載したものです)
特徴は、センと呼ぶ山が、佐渡島と隠岐島にも見られます。この一族は、両方の島に上陸したようです。
次に、殆ど島根県と鳥取県です。後は、大まかに言って、日本海側です。朝鮮・中国から来たと考えていいかと思います。順序からいいますと、先ず、隠岐島に上陸、その後、島根県と鳥取県に住んだようですが、廣島・岡山・兵庫まで進出したようです。
奈良にもあるのをどのように説明するかです。

いつごろ、やってきたとか、なんと言う民族かは、是だけでは断定できませんが、大山の周りに、ある民族が住んでいたことは、確かです。ここを中心に広がっていったと云えるでしょう。
ヒルゼンの周りには、気になる地名がいっぱいです。
犬・蛇がつく地名。神がつく地名。田の字がつく地名。その地名一つを調べたからと言って、すべてが判るわけではありませんが、全部を線で結びますと、いろいろのことが浮びあがってきます。順次、取り上げてみます。

|

« 資源国・日本 | Main | スマトラ沖地震とインド »

Comments

こんにちは。思妤と申します。
ここの山の話が興味深く、リンクさせていただきました。ありがとうございます。
古代史については、私にはとても難しく、よくわからないことばかりではありますが、言葉の成り立ちなどには興味があります。おもしろかったです。
http://blog.goo.ne.jp/szyu/e/1e1e819713d996c62edafa61821c699e#comment

Posted by: 思妤 | 2009.01.14 at 12:33 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18266/2487068

Listed below are links to weblogs that reference 山をセンと読む山:

« 資源国・日本 | Main | スマトラ沖地震とインド »