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2005.03.15

天照大神、天の岩屋戸に避難 その2 

No56
続きです。
於是天照大御神以爲怪。細開天石屋戸而内告者。因吾隱坐而以爲天原自闇。亦葦原中國皆闇矣。何由以天宇受賣者。爲樂。亦八百萬神諸咲。
爾天宇受賣。白言。益汝命而貴神坐故。歡喜咲樂。如此言之間。天兒屋命、布刀玉命指出其鏡。示奉天照大御神之時。天照大御神逾思奇而。稍自戸出而。臨坐之時。其所隱立之天手力男神。取其御手引出。
即布刀玉命。以尻久米【此二字以音】繩控度其御後方。白言。從此以内不得還入。故天照大御神出坐之時。高天原及葦原中國自得照明。
於是八百萬神共議而。於速須佐之男命。負千位置戸。亦切鬚。及手足爪令拔而。神夜良比夜良比岐。
私の訳を続けます。
 是に於いて天照大御神は怪しく思って、天石屋戸を細く開けて内から告げられますには、「吾が隱れ坐(マ)して因(ヨ)り、天の原は、自(オノヅカ)ら闇(クラ)くなっていました。また、葦原中國もまた、皆な闇くなっていましたと思っていたのに、何に由(ユ)え以(モ)って、天宇受賣は、樂しく為(シ)、また、八百萬神も諸(モロモロ)咲(ワラ)っているのか」と。
そこで天宇受賣が白(モウ)して言われるには、「汝の命に益(マ)して貴(トウト)き神が坐ます。だから、歡喜して咲って樂しんでいます」 此の如く言っている間に、天兒屋命と布刀玉命が其の鏡を指(サ)し出して、天照大御神に示し奉(タ)てまつると、天照大御神は逾(イヨイヨ)奇(アヤ)しいと思って、そっと、戸自(ヨリ) 出(イ)でて、臨(ノ)ぞみ坐(マ)す時、其所(ソコ)で隱れ立っていた天手力男神が、其の御手を取りて引き出しました。
即(スグニ)  布刀玉命が尻久米(シリクメ)繩を以(モ)って、其の御後(オンウシロ)の方に度(ワタ)し控えて、申されて言われるには、「此より以内に還(モド)って入ってはいけませんぞ」そこで、天照大御神が出で坐すと、高天原及び葦原中國は自然と照り明るくなりました。
是に於いて、八百萬神は共に議(ハカリ)て、速須佐之男命に千位の置戸を負わせ、又、鬚を切り、手足の爪を拔くように命令し、神夜良比(カムヤラヒ)夜良比岐(カムヤラヒキ)。

① 千位の置戸の意味がわかりません。
② 尻久米繩は注連縄のようなものです。注連縄を垂らして範囲を示したようです。
③ 神夜良比は、神の社会からの追放。
天の岩屋戸は、蒜山高原の岩倉山の中腹にあります。岩倉山は元々、磐座山であったのでしょう。その麓に茅部神社がありますが、天照御大神が、天磐座大明神として祭られています。
中蒜山の中腹にある日留宮(御所)と天岩屋戸を結んだ直線上に神社はありますが、その入り口に日本一の石造の鳥居があり、日留宮に向かって650メートルの桜並木があります。日留宮の真南に城山(天香山)があり、城山と天の岩屋戸は同緯度にあります。 すべて実在の地名です。 天の岩屋戸へ行きましたが、途中でダウンし、確認できませんでした。

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