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2005.03.09

スサノオ 大暴れ

No53
誓約(ウケイ)に勝ったスサノオはなぜか 高天原で大暴れします。どの書物をみても、この暴れたことが中心になっていますが、高天原を具体的に書いてあるのは、古事記では此処ぐらいです。そのつもりで、読んで頂ければと思います。また、漢字の羅列です。

爾速須佐之男命。白于天照大御神。我心清明故。我所生之子得手弱女。因此言者。自我勝云而。
於勝佐備【此二字以音】離天照大御神之營田之阿【此阿字以音】埋其溝。亦其於聞看大嘗之殿。屎麻理【此二字以音】散。故雖然爲。天照大御神者。登賀米受而告。如屎。醉而吐散登許曾【此三字以音】我那勢之命爲如此。又離田之阿埋溝者。地矣阿多良斯登許曾【自阿以下七字以音】我那勢之命爲如此登【此一字以音】詔雖直。猶其惡態不止而。轉。天照大御神。坐忌服屋而。令織神御衣之時。穿其服屋之頂。逆剥天斑馬剥而。所墮入時。天衣織女見驚而。於梭衝陰上而死【訓陰上云富登】

さて、又私の下手な訳でも書いてみます。
「爾」の漢字嫌ですね。 字典をひいてみましたが、ここの訳に合う言葉が見つかりません。
全体に影響ありませんから、「そして」ぐらいにしておきます。
そして、速須佐之男命は、天照大御神に申されました。「私の心が清明でありましたから、私の所には、生まれた子は、手弱女でした」「この言いかたに因(ヨ)りますと、自のずから、私が勝ったと宣言します」
勝ちさびたので、天照大御神の營田の阿(ア)を離ち、其の溝を埋め、亦其見聞きする大嘗の殿に屎をまり散らしました。 そのようなことを為すと雖(イエ)ども、天照大御神は、登賀米(トガメ)をしないで告(ツゲ)ますには、「屎の如く見えているが、醉って吐き散らかしたのであろう。我が那勢(ナセ)の命がこのようなことをしたのだろう。又、他の阿を離ち溝を埋めたのは、土地をきっと、アタラシクするは、我が那勢の命が此の如くしたのであろう」と、素直に詔(ミコトノ)りされたが、猶、其の惡態は止まらず、転がるように増えた。忌(イ)やな予感を感じながら服屋にいて、神御衣を織るように命令している時、其の服屋の頂きに穴があき、天の斑馬を逆剥に剥いで、そこへ墜ちて入ってきた時、天の衣の織女は見て驚き、梭(ヒ)で陰上(ホト)を衝(ツ)いて死んだ。
さて、気のついたことを順に記します。
① 誓約(ウケイ)で判断のところで書きましたように、速須佐之男命は、男子五人を生んだから勝ちだと言っていましたのに、天照大御神がそれは、私のものから出来たから、私の生んだものだと言ったとありました。しかし、此処では、女子を生んだから、速須佐之男命の勝ちだと言っています。それも元気のいい女子が誕生したのであれば、勝ちと宣言してもいいですが、手弱女だったとあります。手弱女とは弱い手の女とあります。何のことか判りませんが、良い印象はありません。やはり、此の部分は、手が加えられたと見るべきでしょう。 

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