古事記を読む 稲羽の素兎 その3
No72
稲羽の素兎は、神話の形にして、日本書紀の作者をも騙しました。その後、古事記を読んだ日本人すべてを騙しました。学者も騙されました。
そこで、実際の話は、どういうことなのか、考えてみようと思います。
素兎は、岩波文庫では、「しろうさぎ」と読み仮名がうってあります。「素」は「しろ」と読むのかと疑ってみましたら、漢和辞典(EX-word)「しろし」「もと」「しろ」とあります。それでも納得できず、「字通」を繰りました。
「ソ、しろぎぬ、もと、もとより」とあって、「しろ」の読み方は書いてありません。
つぎのように説明してあります。
糸をそめるとき、束の上部を結んだ部分が白く残される。その部分を素という。
しかし、別のところに、読み方が、記されています。一つは、古訓とかかれているもの、もう一つは、
① しろ、しろぎぬ、むじ
② もと、もとのいろ、もとの状態
③ もとより、まえから、あらかじめ、つね
④ たち、本来の性質、まこと、ただしい、すなお
⑤ むなしい、いたずら、なにも加えない
素を使った熟語がいっぱい掲載されていますが、「白」の意味は、少ないです。
【故爲如教其身如本也。此稻羽之素菟者也】とあります。わざわざ、稻羽之素菟と断ったということは、兎が白かったことをいう為ではないと思います。素(モト)の身体に戻った兎でしょう。
なぜ、拘るかといいますと、兎そして、白いと書かれていますと、本当のウサギのことと捉えます。すんなり、神話に入り、だれも疑いません。
訳の中では、「兎」という漢字を使いましたが、原文では、「菟」になっています。この字も兎と読みます。
もう一つ、注意することは、「淤岐嶋」は、岩波文庫では、注釈に「隠岐の国を指すか」とありますが、古事記では、隠岐と淤岐は別に扱っています。また白兎海岸という所に、白兎神社があります。そのすぐ、近くに淤岐嶋があります。
この島までは、続いていて歩いて渡ることが出来たのだと思います。ある日、潮干狩りに出かけた人が、潮が満ちてきて、帰れなくなった事件があったのではないでしょうか?
この話を取り入れて、神話を作ったことになります。
ここまでの話では、白兎は、当時朝鮮にあった玄菟でしょう。衣服を脱がされて裸になっていました。騙されたのは、和邇村の人で、イザナギの勢力圏ですから、白狄人です。
因幡の八上村の売沼神社に、八上比売は祀られています、元は比売沼神社だったのに、式内社になったときに、売沼神社になったと伝えが残っています。(無理に変え・・。)


Comments
文の意味が稚拙過ぎる。 だましたってなんだよ。
Posted by: つち | 2011.10.24 at 01:48 AM