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2005.12.31

年の瀬は黒門市場へ行く

私たち夫婦は、年の瀬の風景を俳句にしようとあちこちに出掛けることにしています。京都の人は伝統を守る人が多いだろうからお正月の準備をしておられるだろうと思って、以前行ったことがあります。しかし、大きな会社の玄関には、門松が飾られていましたが、誰れ一人準備をしておられる姿を見ることはできませんでした。どうやら、京都の方は15日ぐらいまでに準備を終えてしまわれるのであろう考えました。錦の市場なら年末風景がと行きますと、こちらは活気すぎて歩くことも出来ないほどの混雑でした。
そこで、大阪市内の黒門市場に行きました。こちらは錦と違って、通路の幅が広いので、歩けないほどにはなりません。呼び込みが一段と高いのは、河豚を売るお店です。元々、魚やさんが多かったのか、現在でも多くあり、店員さんの数も多く声も賑やかです。店頭の河豚は、今日明日が勝負です。呼び込みも大きくなるはずです。その店先を尻目に、私たちは黒門からでます。黒門を出ると云っても、黒い門があるわけではありません。明治の末期まで堺筋に面した日本橋2丁目に、圓明寺という大きなお寺があったことから、黒門市場は圓明寺市場と呼ばれていました。 圓明寺の北東に向かって黒い山門があり、この黒い門の存在が後日、黒門市場と呼ばれる理由になっています。
そうそう、堺筋の説明をしておきますと、大阪では南北にはしる道には、「筋」が付けられています。「きん」ではなく、「すじ」と読みます。一番大きい道は、JR大阪駅から南の難波(なんば)までの御堂筋(みどうすじ)です。正面に近鉄の駅がありますが、その手前の交差点を左折しますと、千日前通となります。東西の道路には、「通」が付けられています。電気屋さんの多い日本橋の交差点を過ぎて右側に黒門市場があります。
堺筋(日本橋筋)にでますと、市場の魚屋さんと同じ名前(大政)のてっちり屋があります。大阪では、河豚ちりのことをてっちりといいます。買い物前にてっちりで腹ごしらえです。

 昨年と同じ席にてふぐの鍋 

 河豚鍋を待つひとときの句作かな

着席しますと、注文となりますが、緊縮財政で、向こうが透き通るようなさしみのテッサは注文しないで、ちり鍋だけです。河豚が煮えてくるまで、俳句を作ったり、てっちり屋さんは楽な商売やな、材料一式運んでくると客は、後全部してくれるなど二人で喧しい事です。ここのお店の嬉しいことは、出汁がたっぷりあります。それに、出来上がった具は、付け汁に浸けて食べることになりますが、これもたっぷりあります。そんなことかいなと思われるでしょうが、私などは、気が小さいですから、いつも、「すみません」と謝りながら、追加の注文を言います。
 材料が運ばれたときは、これでは少し足らないかなと思いますが、程よい満足感で、いつものようにご飯を二人分注文して河豚おじやです。年の所為でしょうか? 今年は少し残して終了。お店に入ったときは、空席がありましたのに満席でした。
 
 さて、もう一度黒門市場です。人気のあるお店は、河豚屋さん、マグロも人気がありました。そんなに人気であるのなら、われわれも買おうと、前列に陣取ると、大きな塊がいっぱい並んでいます。私たちはトロは好みませんので、赤身を目指しましたが、6000~10000の値札を眺めて、外の人に譲りました。神戸肉も元気がありました。又もや、自分達の番となり、赤身のつきやき用を300gと家内が注文します。メモリがどんどん上がって、600gを超えました。家内の声が変わって、「いつまで量るのですか 300gですよ」この時期に、300gのようなわずかを買う人はいないのでしょう。
 でも、楽しいですね。かまぼこやら青キヤビアなどを売っているお店で眺めていましたが、お店の邪魔になるので、外に出て家内を待っていると、居なくなってしまいました。約束の場所に戻って待つこと流しです。
 この店では、小学4年生ぐらいの子供が呼び込みを手伝っていました。「からすみ 後残り2つですよ」 暫くしたら、「からすみ 後残り1つですよ」黄色いこえを張り上げて一生懸命です。ほんとかいな と後ろを見ると、後ろに箱にいっぱいありました。あんな小さいときから、嘘をついて、昔からの商売をおぼえていくのやなとあきれるやら、感心するやらです。
 果物を売っているお店がありました。ここは、老夫婦らしき人が二人で店番です。みかん一箱の上に、ダンボールの切れ端に、「甘い みかん 2600円」とあります。客がだれもいないのに、「このみかん ください。 本当に甘い?」と言いましたら、聞こえていないらしく、知らん顔です。ぼつぼつ立ちあがって、やってきて、「今頃、甘くないみかんがあれば、教えてほしいわ」
、何のことは無い、聞こえていたのです。買わないでおこうかと思ったが、買うことして、一箱はやめて、バラで篭に盛ってあったのにしました。ビニールの袋を持ってやってきましたが、私たち二人が邪魔になる、どちらかに避けよといいますので、避けたらまっすぐみかんの所へ進んで、篭から袋に入れてくれました。ありがとうの一言もなしです。
 この市場は、なんでも揃っていますから、売ってやるの意識がつよいように感じられます。でも、昔からの商売です。お互いに顔を見ながらの商売です。スーパーではできない経験がいっぱいです。

 まだまだ、いっぱいありますが、買い物日記はこの辺で。

良い お年をお迎えください。

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2005.12.30

JR東日本脱線転覆事件

それにしても、同じ年に脱線転覆事件が二度も起こるとは痛ましいことです。テレビから受ける印象だけでも、あの寒さの中での救出作業には涙がでてきます。

いつものように報道を見ていて思ったことを記してみます。
事故は多くの要因が重なって起こることですから、原因究明は困難を極めることでしょう。幸いに運転手が生きておられましたし、多くの乗客の証言から、当時、列車を叩くような吹雪があったことと、列車がふぁと持ち上がったということですから、風が原因の大部分を占めることは確かのように思われます。
 あの場所はこれまでに何度も通行規制が行われたところであり、風が強いことは判っていたようです。そうであれば、何故防風林や暴風壁を付けておかなかったかなどのコメントのアドバイスがありました。風速計の設置場所がよくなかったなど、いっぱいありました。
JRは今後、全国で、風速計の設置場所を増やし、情報を瞬時に集め、指令所に集め、それを判断して列車に指令をだす。これは人件費や時間がかかり過ぎるから、瞬時に運転手に指令が自動的に届き、列車を制御する。鉄橋は暴風壁を全国的に設ける。これをしないと同じ事故が起こったときは、JRの責任とする。
おかしな話ですね。事故が起きる度に、改良を加えることは必要ですが、採算の悪い鉄道は破綻します。破綻しなくするためには、乗車賃の値上げをすれば解決です。確かに、鉄橋の上は風の通路になり突風の吹くおそれは充分に考えられます。風がなくても鉄橋の上は徐行すれば済みますが、人間はそのようには考えないようです。

もう一つ。あの列車は、見た目は壊れそうな小屋にぶつかったのに、何故あのようにL字形に壊れたのでしょう。亡くなられた方は、あの部分におられました。同じ列車でも両端におられた人は助かりました。列車が簡単に壊れすぎたのではないでしょうか? これまで何十年と数知れない列車が通過したのに、風にとばされたことはなかった。普通に考えたら、列車が軽すぎたのではないでしょうか?
私の乗っている車は、娘が今年だけで三回接触事故を起こしました。どれも車庫に入れるときに、軽く当っただけですのに、ペコペコです。全部取り替えますので、その度に、20万円ほど要ります。3回目は保険がおりませんでした。販売店の言うには、もっと、大きな事故を起こしたときには、自動車が壊れやすくしてあり、運転手にかかる衝撃を減らしてあるとのことです。車が2台ありまして、ヒツコク乗って10年になります。この車はドアの重いこと、乗り降りをすばやくしないと身体を挟まれます。前者は車体が軽いので、きっと燃費がいいのでしょう。
このように考えますと、前者の車を運転するときは、スピードを落とす必要がありそうです。事故をおこしたら、いっぺんに死にそうです。

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2005.12.16

其行來渡海詣中國

No37
其行來渡海詣中國、恆使一人、不梳頭、不去蟣蝨、衣服垢汚、不食肉、不近婦人、如喪人、名之爲持衰。若行者吉善、共顧其生口財物;若有疾病、遭暴害、便欲殺之。謂其持衰不謹。

訳文
渡海して中国に行き来するときには、恒に一人を使用する。(専属をおく) 頭の髪を梳かず、蟣を去らず、衣服は垢によごれたままで、肉を食べず、婦人を近づけず、喪に服している人のようにさせる。これを名づけて持衰と為す。もし旅がうまく行けば、人々は生口・財物を与え、もし(道中)疾病があり、暴害にあえば、直ぐに持衰を殺そうとする。その持衰が謹しまなかったからだというのである。

①「これを名づけて持衰と為す」とありますから、このような風習は中国には無かったのでしょう。
②蟣蝨(きしつ)  しらみ。
③〔不梳頭、不去蟣蝨、衣服垢汚〕は汚いままで居る。
 〔不食肉、不近婦人〕は 汚らわしいものから離れるということでしょうか?
この二つの相反することをすることによって、困難を克服する。 何処で関連するのでしょうか?
④〔持衰〕衰退を持つ?
⑤ 念願成就すると、生口財物がもらえる。生口は捕虜だと思っていましたが、ここでは与えられるものです。

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