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2007.11.21

No79 多岐原神社

No79 多岐原神社

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この写真を見て、何か思われましたか? 車の横の道を20mほど、進みますと、右に下りていく細い道があります。下ったところに、小さな社があります。 (写真をクリックしますと、少し大きくなります)
私は、多岐原神社に行こうと思って車を走らせてきました。ここへ来る前は、伊勢神宮の別宮である瀧原宮に行ってきました。インターネットで、行く方法が丁寧に書かれていました。その通りに、42号線にある信号を右折し、2キロほど走りますと、多岐原神社のある集落にたどり着くが、気をつけないと通り過ぎてしまうと書いてありました。カーナビは、目的地に到達しましたと教えてくれましたが、どこか判りません。ゆっくり、注意しながら、走っていますと、生垣にうずもれて、消えかかった「多岐原神社」の字を見つけました。左折してすぐに、写真の山が眼前に広がりました。
この山を見て、ここに多岐原神社があると確信しました。歴史に興味を持つようになって、10年ほどですが、目的地に行くたびに眼前に現れる山が、この二等辺三角形の山です。このきれいな形の山は、古代の人が、目印にした山ではないかと考えています。たとえば、伊勢の外宮から、宮川を遡り、一日歩きますと、この山が見えるのではないかと思っています。
多岐原神社の裏の山が、この山で、ご神体かと思いましたが、神社と山の間に宮川が流れていますから、そうではないようです。

私は、思わず車を止めて、カメラに収めることにしました。車に戻ろうとしますと、電柱の向こうに人影が見えましたので、声をかけてみました。「あの山の名前はなんといいまいか」。しばらく、間があって、「別に名前はないな」。 これをきっかけに、多岐原神社はどこですかとお聞きし、車の止めるところなどもお聞きしました。
車を止めて坂道を下って行きますと、道の端に並べてある川石を並べ直しておられるご婦人に出会いましたので、同じ質問をしました。3回ほど教えてくださいましたが、よく聞き取れません。もう、80歳ぐらいにはなろうかと思われる方でした。言葉がうまく喋れないのですと言われましたので、それだけで失礼しました。

5mも歩きますと、左折した所に伊勢神宮独特の白木で造られた社がありました。

Takihara1_2

Takihara2_2
 
 写真を撮るのが楽しみでしたのに、全部、ぶれていたり、見るに堪えないものばかりでした。辛うじて、この2枚が助かりました。
 左の写真の真後ろに先ほどの山があることになります。

ここで、ゆっくりしていましたら、先ほどのご主人がやってこられました。歴史のことがお好きらしくて、質問する度に教えてくださいました。この多岐原神社は、手持ちの知識では、伊勢神宮の摂社であることと式内社であることぐらいで、他には何も知りません。

教えていただいたことを書きます。
①神社には、瀧原宮から毎日、お祈りにこられる。
②伊勢神宮と同様に、遷宮が行われること。
③遷宮のときは、白装束の人が、来られて夜間に行われること。建物は、釘は使わないで立てられる。
④写真には写っていませんが、社の前に鳥居があります。3年前のときに、この鳥居の上から1.2mのところまで、川の水が使ったこと。降りてきたときに、そこに田がありましたが、その田も水に浸かったこと。
⑤左の写真の前に道があります。氾濫した川は、その道の下にあり、宮川という川であること。
⑥ この集落は三重県度会郡大紀町三瀬川です。どうして、三瀬というかと言いますと、上流から流れてきた川は、集落のところで狭くなっているそうです。三つの瀬があり、この瀬の所しか、川を渡ることはできないそうです。その内の一つが最近まで利用されて、渡しが残っていたそうです。
⑦ 伊勢から熊野へ行く街道筋であったらしく、この渡しでは、江戸時代には、宿が5,6軒あったことが記録に残っているそうです。
⑧はじめに、お尋ずねしました山の名前は、「ゴウド」でした。   

反対から見た多岐原神社の写真があります。
http://www.genbu.net/data/ise/takihara2_title.htm

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